新刊
ふしぎな はこ

ふしぎな はこ(評論社)

箱のなかにはいっているのは?!

  • かわいい
  • 盛り上がる

もりのなか」 シーアさんの声

もりのなか 文・絵:マリー・ホール・エッツ
訳:まさき るりこ
出版社:福音館書店
税込価格:\1,100
発行日:1963年12月
ISBN:9784834000160
評価スコア 4.59
評価ランキング 5,279
みんなの声 総数 211
  • この絵本のレビューを書く
  • ぐんぐん引き込まれるファンタジー

    絵本クラブ対象

    • シーアさん
    • 20代
    • ママ
    • 大阪府
    • 男の子2歳

    絵が白黒で、正直パッとしない・・・そんな印象だったこの絵本。
    絵本の中では古典の部類に入る、名作だと知っていなかったら、手に取らなかったかも知れません。

    森のなかに散歩に出かけた「ぼく」は、ライオンやぞうなど、出会った動物を次々引き連れて歩きます。
    ライオンは自分で髪をとかすし、サルは行列が大好き、クマはジャムやピーナッツを持っていたり・・・
    「ハンカチ落とし」など、人間の子どもがするような遊びを一緒にしたり。
    かなり現実離れしているのに、まるでそれが当たり前かのように進んでいくお話。
    息子はなぜかカンガルーに食いつき、後でカンガルーの写真を見せてあげたら大喜びしていました。

    でも、やっぱり夢だったのかな。幻?男の子の空想?
    お父さんが探しに来てくれた時には、動物たちは消えてしまっています。
    でも、お父さんはそれを「嘘だ」なんて言ったりしない、否定せずに受け入れているんです。
    きちんと「遅いから帰らなきゃ」って、親として言うべきことは言っているし。
    ステキなお父さんです。

    これまで息子(2歳になったばかり)に読んであげた絵本はいろいろありましたが、
    気に入って何度も読む本といえば、
    色彩鮮やかで、リズミカルな文章で・・・といったいわゆる「赤ちゃん絵本」に近いものが多かったのです。
    でも息子は、図書館でいくつか借りてきた本の中から、
    しっかりこれを選んで、「読んで」と持ってきました。
    読み始めると、けっこう長いお話なのに、ずっと絵を見つめて聞いてくれています。
    面白くなければ途中で脱走するだろう、と思ったのに・・・
    息子の心の中にも、こんなファンタジーが存在しているのかな。
    そのファンタジーを語ってくれるときが来たら、私も笑ったり否定したりせずに、受け止めたいなって思います。

    投稿日:2008/03/01

    参考になりました
    感謝
    0

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

さらに「もりのなか」のみんなの声を見る

「もりのなか」にみんなの声を投稿された方は、こんな絵本にも投稿しています

はらぺこあおむし / もこ もこもこ / おおきな きが ほしい / かたあしだちょうのエルフ / きんぎょがにげた / しろくまちゃんのほっとけーき / いないいないばあ / がたん ごとん がたん ごとん / ぐりとぐら / くだもの

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



編集長・磯崎が新作絵本を推薦!【NEXTプラチナブック】

全ページためしよみ
年齢別絵本セット