『ヨセフのだいじなコート』のシムズ・タバックさんの作品です。
これぞ、子どもの世界だ〜っていう作品です。
会いたい人がいるとします。
大人の私は、夫のスケジュール・息子の学校、そして私の仕事とあれやこれやと考えているうちに、会いたい気持ちがしぼんでしまいます。
何も考えず、飛行機に乗ってしまいのだけれど、相手の都合もあることだし、やっぱり現実的な話しへとは至らない事が多いですね。
ニュージャージーのエミリー・アンが、思いついたカリフォルニアにいる会いたい人と会う方法。
読んでいくうちに、しっかりその気になっている私。
この可愛らしい想像力の行き着くところは、夜も更ける頃まで考えていたのでしょうか、食べ物で終わる辺りが子どもらしい。
ラストのベッドの上の絵本に、おもわず見入ってしまう自分にちょっと笑ってしまいました。
郵便がどんな風に運ばれるかを知ることもできて、楽しいと思います。
息子は、一通一通手紙やはがきの宛名など読んでいました。