読んでいて、子供だった時のわくわくする気持ちを思い出させてくれるような絵本だと思いました。
作者の方の野の花を見つめる視線の優しさと気持ちの高まりがページをめくるごとにびんびんと伝わってきます。
すみれやたんぽぽ、しろつめ草といった、名前をよく知られているものたちから、姿は見たことがあったけど、初めて名前を知ったものまで、いろいろな角度から愛情たっぷりと説明されていて、読みごたえがあります。
普通の人には「雑草」とひとくくりにされてしまう草花たちにも、ちゃんとそれぞれ意味を持った名前がつけられているのですね。
道端でよく見かけていた青い、かわいい花が、実は「きゅうりぐさ」という名前であること、この絵本を読んで初めて知りました。
大人でも試してみたいことがいっぱい。自由研究の題材としてもすごくいいんじゃないかと思います。