絵も内容も、女の子の夢がいっぱいに詰まったような絵本です。
マリアとネズネズは同じ家に住む「ないしょのおともだち」。
大人は気づいていないけれど、ネズネズというネズミの女の子がマリアの家には住んでいるのです。
絵本は左にマリアの部屋、右にネズネズの部屋といった形で対になって描かれています。
マリアが学校に行き食事をとり眠る。ネズネズも学校に行き食事をとり眠る。
そして、2人は1日の食事の時にだけ「ないしょ」で目を合わし交流を続けるのです。
そんな女の子の小さな秘密に読んでいる者までワクワクさせられます。
そして、マリアとネズネズはそれぞれ成長し大人に。
すると、今度はマリアとネズネズの娘同士がお互いの存在に気づき交流をもつようになります。
娘達の代までも続く「ないしょのおともだち」の関係。
とっても素敵だと思いました☆
そしてなんといっても、2人の家のインテリアがとってもオシャレなんです。
外国のそれは夢のような豪邸です。
ネズネズの家もまるでミニチュアドールハウスのよう。
調度品まで繊細に描かれていて、それを見ているだけでも夢見る気持ちになりますよ!