本当にたくさんの育児本が世に溢れていますが、ずばりこの一冊だけで、乳幼児期の子育ての本質を網羅してるといってもいいと思います。挿絵も少なく文章ばかりの分厚い本。なかなか手が伸びないような一冊ですが、内容は深く、心に響きます。読むと子どもに対してとても優しい気持ちになれます。
「いつできるかな?いつからできるかな?と、それだけのことで、だいたいいいのです。」
「いまこの瞬間を、幸せにしてあげよう、その積み重ねが、この子の幸せになるのだという育て方がいいのです。」
怒る必要はない。楽しみに待つことが大切。その言葉をいつも胸に育児をしてきました。乳幼児を育てながら読むには少々ボリュームがありますが、ぜひ多くのお父さんお母さんたちに読んでもらいたいです。私も育児の節目節目で読み返している大事な一冊です。