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おとうさんのちず」 ヒラP21さんの声

おとうさんのちず 作・絵:ユリ・シュルヴィッツ
訳:さくま ゆみこ
出版社:あすなろ書房 あすなろ書房の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2009年05月
ISBN:9784751525210
評価スコア 4.65
評価ランキング 3,103
みんなの声 総数 39
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  • おとうさんのおしえてくれたこと

    「おとうさんのちず」というタイトル。
    自伝的な絵本だけにとても気になりました。
    そして、原題「How I Learned Geography(僕はどうして地理を学んだか)」を見て分判りました。
    お父さんの買ってきてくれた地図が、シュルヴィッツさんの原点だったのです。
    戦争で家を追われカザフスタンで生活していたとき、食べるものを買いに出かけたおとうさんが、食べ物の代わりに買ってきた地図。
    とてもすごいと思いました。
    自分だったらどうするだろう。
    地図を買って帰ったら、家族はどうするだろう。
    シュルヴィッツさんも、そのまま受け入れることはなかったけど、地図を見ているうちに思いが変わっていったのでした。
    でも、これだけの想像力、世界への関心。これは、おとうさんの力だと思います。
    お父さんは地図を買ってきただけではなく、いろんなことを教えてくれたのです。
    少年時代の思い出が、今の自分を支えているのはとても素晴らしいことです。
    絵本の最後に書かれている、著者の自分史。
    10歳の時に描いたという地図。これは、10歳にしてそう簡単に書けるものではなく、しっかりと自分の中に地図ができているということです。
    13歳の時に書いたという、トルキスタンの中央市場を思い出して書いたという絵。これは、絵本の中にしっかり組み込まれています。しかも、「とこ屋」「きっさ店」のロシア語もしっかり刻まれて。
    自分って、少年時代にしっかりと培われているのですね。

    投稿日:2009/09/15

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