幼年童話です。
もえちゃんが大切にしているリカちゃんばりのお人形とぬいぐるみというシチュエーションに惹かれる子供はもちろん、一年生になったもえちゃんを心配するお人形は、入学前後の親にありがち。
あろうことかネットで情報までとってしまうお人形。そして加速する心配事。
読み手もなにかしら感じて引き込まれていくと思います。
そしてホッコリしたところで、いきなり新しいお人形に挿げ替えようという母親の言葉。
娘、めちゃくちゃ真剣に困惑していておもしろかったです。
読む人全員を世界へ連れて行くのがうまい。親子でぜひどうぞ。