しかめ面なのに憎めないキャラクター達、だれが何を嫌いなのか気になってこの本を手に取りました。本を開くと、”身近なもの”達が2つの「きらい」を理由付きで主張してきます。子どもに読み聞かせながら、心の中で『そうだよね』と「きらい」に共感したり、大人って「これが嫌いならあれが好きなんだろう」と他人の好き嫌いを決めつけて押しつけがちだよねぇと思ったり。読み進めていくうちに「きらい」と言えなかったときの窮屈で悲壮な感じが解放されて、読後、爽快です。イヤイヤ期の子どもを相手に「ダメ」ばかり言っていた自分を反省。子どもを叱った後の気まずい空気をどうにかしたい全ての親にすすめます。