「ともだちや」シリーズ3作めですが,この話もいいなあ。スケボーで遊ぶ2人,1人でミニカーで遊ぶキツネの表情と様子がリアルでよかったです。
クマをこっそり助けに行くオオカミ,それを見かかけたキツネが,泣くほど悲しい気持ちになる,そのあたりのところは普遍的で1年生のみんなにもよく分かるようでした。ともだちをとられることはぞっとするほど辛いのですね。でもそれにも立派なわけがあって,キツネはねたんだことを悔やみます。
やがて話はハッピーエンド,でも今までのオオカミではないオオカミ,いろんなことに目を向けられるようになった成長したオオカミになっているのでした。またまた1年生のみんなはわくわくしてお話をよろこんで聞いてくれました。
3学期始まったばかりの朝自習の時間に読みました。偕成社, 1000円。