娘達はお話を聞きながら
オオカミがガオーッとメンドリさんを食べることを
恐れて、いや、期待していたようです。
読んでいる私もそうでした。
最後まで沢山の動物達と
石のスープの夕食で楽しい時を過ごし
そして別れを告げます。
どうしたんだ?おおかみさんは?
娘達は考えます。
「食べようと思っていたけど
他の動物が来てタイミングを無くした。」
「みんないい人だったから食べないで
次に行ったところの動物を食べた。」
「最初から食べるつもりはなかった。
いつもみんなに怖がられてひとりぼっちで淋しい。」
答えはいくつもあっていいんじゃないでしょうか。
オオカミの行動をオオカミの気持ちを
誰かの気持ちを考えることができる絵本です。