この絵本…読めば読むほど旨味が増す感じ☆
初めてこの絵本を読んだ時は
スウェーデンの昔話「くぎスープ」と似ている感じがしたので
オオカミに全く不信感を抱かなかったのですが
(「くぎスープ」は 森の中の一軒家にどうしても泊めてもらいたい旅人と
その家に住むおばあさんのお話です。)
何度も読み返しているうちに
やはりこのオオカミは 上手いこと言って部屋に入り
めんどりを食べてしまおうと考えていたのかも…と思えてきました。
袋から石を出す時の善人顔…
めんどりを心配したブタがやってきた時の
しめしめと言わんばかりの表情…
オオカミの表情の変化に注目して読むのも
とっても面白いですよ。
読み聞かせの練習に音読を繰り返していたら
いつの間にか 娘も息子も
私の両側から絵本を覗き込んでいました。
お話も絵もとっても魅力的な絵本です。
それから 結果的にめんどりの危機を救う事になった
近所に住むぶた・あひる・うま・やぎ・いぬ・ひつじの存在。
防犯の上でもコミュニティは大切…
そんなメッセージを貰ったようにも思いました。