おばあさんが一人で住んでいる家に、街に住んでいる息子の家族が泊まりに来て、にぎやかになりました。
おばあさんは、普段は使わない大鍋を取り出して、息子家族をもてなします。
大鍋で作ったかぼちゃの煮物やカレーはとても美味しく、子どもたちは大喜びです。
途中から、小鍋が登場します。
小鍋は一人用サイズで、絵本には直接書かれてはいないけれど、おばあさんの普段使いのようです。
このことから、大鍋は賑やか、小鍋は静か、という印象を受け、おばあさんの一人ぼっちの生活を感じます。
お鍋を通しての賑やかと静かの対比が明確で、私は、味わい深い絵本だと思いました。