私の大好きなあさのあつこさんの作品です♪
絵本ではなく、児童書でもなく(残念ながら漢字のルビはふってありません!)、文庫本です。
でも、こみねゆらさんのカラーの美しい挿絵が、ところどころに入っていて、薄いし、小学5年生の女の子=えりなが主人公だし、本好きな子であれば、小学校高学年くらいでも、あっと言う間に読めちゃうと思います。
えりなは、空を見るのが大好き。
晴れた日には、学校の中庭に新聞紙を広げ、寝っ転がって空を眺める。
そんなえりなを、友達もお母さんも、変わってるという。
ある日、学級会で、えりなのことが議題にされて・・・???
一見どこにでもいそうで、ちょっぴりのんびり屋で、学校の成績も何もかも、「ふつう」の女の子えりな。
でも、実は、とても個性的で、自分のしたいことを、自然体でやってしまうのです。
これって、実はすごくうらやましいこと!
現に、クラス一の優等生=鈴原さんも、えりなに感化され、変っていきます。
なんか、この続きがまだ読みたいような・・・そんなところで終わってしまうのが、ちょっぴり残念です。
人と違うことをするのが、とても勇気のいる、生きにくい現代社会。
でも、それって、変だよね。
多くの、悩める、10代の子たちに、ぜひ読んでほしい1冊です。