食肉加工の仕事をしている坂本さんと息子さんのそれぞれの葛藤がとてもよく分かり切なささえ感じながら読みました。
でもさまざまな気持ちになりながらも
最後には坂本さんの仕事への誇りと息子さんの父親への尊敬の気持ちがとてもすがすがしく思います。
今のような時代、物があふれています。
美味しい食べ物も身近にあって当たり前のような気持ちになりがちです。
生あるものの命を絶ってそれをいただくことのありがたさを感じながら
生きているのだということを
子どもたちに伝えて行かなくてはならないと強く思いました。
絵柄もラフな感じで刺激の強い写真などは一切ないので
学校などでどんどん採用してほしいとも思います。