14ひきのねずみたちが、木に登って行く。
お月見をするために・・・。
ちっぽけなねずみたちが主人公なのに、なんてスケ−ルが大きい絵本なんだろう!感動します。
木を下からどんどん登っていく様子を、何ペ−ジにも渡って描いてあるところ、小さな虫や鳥たちが何気なく描かれているところ、きょうだいたちが助け合ってるところ、お月見台で拝んでるところ、ごちそうを食べながら談話してるところ・・・などすべていいのですが、私が特に美しいと思うのは、夕焼けのシ−ンとまんまるの大きな月を横一列に並んで眺めてるシ−ンです。
私自身、四季折々の行事を大切にしたい方なので、お月見はすすきを飾って、家中のうさぎのぬいぐるみを並べて、夕食のおかずを肉だんごにしてみたりするのですが、そっか〜「たくさんの実りをありがとう、優しい光をありがとう。」の文に、もっと大切なことを思い出させてもらった気がします。