新刊コーナーで見つけました。表紙を見て息子が「いとうひろしだ」と確認していました。
不思議な題名ですが、クグが集めた宝物、他の人から見たらガラクタということもありますが、宝物の博物館のお話です。
しかも迷子にならないと行けないところがとてもユニークです。
自分なりの宝物が捨てられないというのは、そこに詰まった思い出・思いが捨てられないことと通じます。
一見おもしろ話のようにも思えましたが、内容的には深いものがあるなあと思いました。
地球をサンドイッチする話では、環境破壊を憂うる一面がありますし、ユーレイのお話では、生きていることと死ぬことを思いました。
おもしろい話のようでありながら、語りかける内容は深いというのは、いとうひろしさんならではだなあと思いました。
私は息子に読み聞かせをしましたが、一人で読むなら中学年ぐらいからだと思います。