のぶみさんの2009年の作品。
2007年からの「しんかんくん」シリーズで、のぶおさんの長男 勘太郎君が登場しますが、この作品も勘太郎君が登場。
しかも、勘太郎君とヘラクレスオオカブトのツーショットの写真もありました。
我家もムシキングにはまった時、この作品の、のぶみさん一家と同じ状況だった記憶があります。
物語は、勘太郎君の誕生日に、何かの幼虫を貰うシーンから始まるのですが、部屋中に虫の標本や虫眼鏡、虫取り網むし取り網あったりして、その虫好きが窺い知れます。
何の幼虫か?分からないというプレゼントって、素敵な発想ですよね。
さて、その幼虫が成虫になったのですが、何と世界最大のカブトムシであるヘラクレスオオカブトムシ。
一寸、贅沢なプレゼントという感じです。
それから、現実と空想の混じったストーリーが展開するのですが、昆虫がしゃべったりするというのは、子供の憧れ。
カブトムシのバトル大会があったりして、上手い具合に空想の物語を挿入しているので、これは、子供にとってたまらないはずでしょう。
沢山のカブトムシ、クワガタムシが登場するので、図鑑のような使い方も出来る作品です。
のぶみさんの作品は、勘太郎君が登場してから、子供目線の内容に大きく変わった気がします。
ムシ好きのお子さんにオススメします。