第15回いたばし国際絵本翻訳大賞の翻訳作品です。
原題は、「Four Feet Two Sandals」
大賞受賞したのは、都立高校生の小林 葵さん。
邦題とした「ともだちのしるしだよ」という訳に、類まれな感性を感じさせられます。
私も応募しようとしましたが、このような訳は全く思いつきませんでした。
お話は、アフガニスタンとパキスタン国境の難民キャンプでの作者の体験に基づいています。
難民キャンプでの友情がキーになっていますが、それ以上に世界各国には難民キャンプのような実態があることを知るきっかけとなる貴重な絵本だと思います。
対象は5歳からとなっていますが、内容を理解するのは難しいはず。
むしろ小学校高学年〜中学生辺りの年代に読んでもらって、いろいろ考えさせたい絵本です。
また、日本という国が如何に平和なのかを実感できることでしょう。