「手あかがついちゃって、もうボロボロ」とこちらのお母さんたちがよく話題にする赤ちゃん・幼児絵本の一冊がこれ。ペギー・ラスマンのカラフルで可愛い動物たちの描写は、たくさんの小さなファンたちの心をつかんでいます。「おやすみ」の一言以外、すべて絵で表現された絵本。その「間」というか「時間の流れ」がユーモアいっぱいの就寝前のひとときを作り出します。
お話はいたってシンプル。いらずら好きのゴリラくんが動物園の飼育係のおじさんの鍵をちょっと拝借。他の動物たちのおりを開けてあげます。みんなで行き着くところは、そのおじさんの家。でも、おじさんは動物たちが列をなして後をついて来ることなど夢にも思いません。さて何が起きるのでしょう。
邦訳もありますが、作品中「Good night(Gorilla)」の一言が何度も語られるのみなので、これは邦訳作品でも英語版でもどちらも同様に楽しめます。うちは義妹からいただいたボード絵本で楽しみました。作中、ババールのぬいぐるみが何気なく登場するのですが、それも可愛いなーと思いました。小さなお子さんに絶対おすすめです。米国ではとても人気のある絵本です。
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