クロアチアの絵本作家です。
クロアチアのかたの作品は初めて見ました。
作者自身が10歳で両親を失い、そのころの思いをこの絵本に描いてみたのだそうです。
クロアチアは、何度も民族間の紛争が起きている国なので、詳しいことは書かれていませんでしたが、両親が一度に亡くなるなんて、もしかしたらそういった紛争に巻き込まれてしまったのかもしれませんね。
絵は油絵でしょうか?濃厚な質感ので幻想的な世界が描かれています。
内容はいささか難しい気がします。
もし肉親や親しい人を亡くした場が理の人なら、読んでグッとくるところもあると思いますが、全体的には万人にわかりやすい内容ではありませんでした。
できたら、今度は作者のもっと外の世界を描いた作品が読んでみたいです。