我が家での最近1番のヒット!初めて手渡した日に、続けて5回も読み(本当は、もっと読みたがったのですが、寝る時間をとっくに過ぎてしまっていたので!)、翌朝また、起きてすぐに「じどうはんばいきの本、読んで〜!」と、もってきました。大好きな「ぐりとぐら」もそっちのけで、夢中になった1冊です。
木の葉をいろいろなものに変えるのが得意な狸のぽんたが、箱で自動販売機を作りました。その後ろに隠れて待っていると、次々と森の動物たちがやってきて、ぽんたは、それぞれの動物のほしいものを自動販売機から出してあげます。最初は、いばりんぼのライオン。でも、冠を手にすると、猫よりもかわいい笑顔で喜びました。娘は、それを見て、「もういばりんぼじゃなくなったよ。にこにこになったね。これなら、みんなとも遊べるね!」と、いっしょに笑っていました。きつねさんの首飾りを見たときには、「Jは、おまじないは唱えれないけど、ずっと前に自分で作ったネックレスがあるから、自動販売機からだしてあげれるよ」と、自慢げに言いました。娘が好きなのは、ぽんたが自動販売機からぴょーんと出てきて、ぽんこのお友達になる場面。子どもにとって、お友達になる、というのは、本当にうれしいことなんですね。仲良しになった2人・・・自動販売機には、「こわれました。もうなにもでません。」と書かれていましたが、娘は、「またぽんたが自動販売機の後ろに隠れれば、ちゃんと出てくるよね」と、結末にも彼女なりに納得していたようです。
そして、本を読み終えるとすぐに、自分でも自動販売機を作ってみたくなり、早速クッキーの空き箱を使って、2人で作りました。自動販売機の1番上には、ぽんたのものと同じように、「じどうはんばいき」と書き、真ん中には、「はっぱをいれて、ほしいものを いってください。」と、これまた同じように書いて貼り付けました。そこに、ちょうちょや小鳥やてんとうむしなど、折り紙で作って貼り、いろんな絵も描いて、カラフルなかわいらしい自動販売機が出来上がりました。その日以来、娘は、自動販売機遊びにも夢中です!
もちろん、毎日毎日飽きることなく、絵本も読み続けています。ひらがなの読み書きができるようになった娘には、ぽんたの手書きの字(!)が読めることも大きな喜びだったようで、この絵本を通して。ひらがなの学習もさらに楽しくなった様子でした。