2009年のスウェーデンの絵本。
作者のヨンナ・ビョルンシェーナは、初めての絵本「おばけのめをみて おとうとうさぎ!」で、スウェーデンの子供が選ぶ本の人気投票「BOKJURYN 2007」の0〜6歳部門のベスト1を受賞しています。
この作品は、その人気絵本「おとうとうさぎ」シリーズの第2弾にあたります。
特筆すべきは、作者が1983年生まれと非常に若いということでしょうか。
物語は、
おばあちゃんうさぎは、おとうとうさぎのおばあちゃん。
クッキーづくりにめいじんです。
という文章で始まります。
そのクッキーが、しあわせのクッキーと呼ばれていることが、話の大きなポイントです。
おとうとうさぎは、森の中で魔女に捕らわれてしまうのですが、勇敢に戦うシーンもあり、手に汗握る冒険物語となっています。
最後には、その歩いた森の地図があるので、物語の内容が確認出来るのも優れたところです。
絵自体は、絵のコマがちいさいことと、色合いが同系色なのに沢山詰め込んでいることで、一寸見にくい感があります。
どちらかというと、マンガチックなもので、好き嫌いがはっきりする作品かも知れません。