想像力をなくした作者が、それを見つける旅にでます。
登場する人物がみな、有名な文学作品の作家や登場人物、映画の俳優。。。私は、どれも、なんとなくしかわからず、あとがきを読んで学びました。知識不足な自分に残念な気分。
でも、作者といっしょに、私も想像力を見つける不思議な旅に出た気分になりました。「だれだって、さがしているものは、なんか変」というのが、心に残る一文です。まっとうなものなど、本当はないのだ。人それぞれ求めるものはちがっていい。変わっていていい。ってことを、この本から教えてもらったよう。
大人のための絵本という感じもしますが、これから大人になる子どもたちにも、行き詰ったときにぜひぜひ読んでもらいたい一冊です。