絵本ナビのフェアで存在を知り、はじめて読んでみました。
電気のじいさんの発言内容からして、電気というものが普及するようになってあまり時間が経っていない時期の話のようです。それまでのエネルギーと比べ、とても強力で、規律があり、まるで兵隊のよう、意のままに動かせ、間違いがない、そんな存在なのでしょうか。
しかし、何だか危険でもありそうです。万が一間違いが起こった時は大変なことになる気がします。古い時代から現代へと汽車のように猛スピードで変わっていることが感じられます。あっけにとられて眺めていた恭一は、この先新しい時代で生きていくのでしょう。
これに対し、古い時代のことが描かれている『狼森と笊森、盗森』と読み比べても面白いと思います。