月夜に鉄道の線路脇の電信柱が動き出す?!というとなんだか怖いような気もしますが、竹内通雅さんのユニークな挿し絵で読むと、楽しくてちょっとそんな光景を見たくなりました。イタズラな表情をする電信柱たちがかわいかったです。
「ドッテテドッテテ、ドッテテド」と行進する電信柱が歌うのですが、その繰り返しのリズムが楽しくて、子どもたちと一緒になって「ドッテテドッテテ、ドッテテド」とノリノリで歌いながら読みました。
途中に登場する電気総長はちょっと不気味で、あおい目から炎が出るシーンには子どもたちもビックリしていましたが、その幻想的な雰囲気が、お話を盛り上げていたと思います。