瀬川康男さんの絵って、子どもには分かりにくいのではないかと思っていましたが、要らぬ心配でした。
この絵本は、背景などがなく、動物の絵がばばーんと描かれているので、とてもインパクトが強く、惹きつけられてしまうのです。
カラフルではありませんが、素晴らしい十二支の絵になっています。
友人が保育園の年長クラスで読むのを、見学したのですが、みんな熱心に見ていました。
最後の方で、見開き2ページ+広がる2ページで一列に並んだ十二支の姿が描かれているのですが、そこで、一つ一つ指差しながら「子、丑、寅・・・」と読み上げる声に合わせて、何人もの子が唱和しました。
最近の未就園児は、もう既に十二支を知っているんですね。それにもちょっと感動しました。