娘より私のほうが興味があり、手に取りました。
理由はお察しかと思いますが、だんながハゲです。
しかし、だんなの父はハゲではありません。
だんなの母の父(つまりだんなの母方のおじいちゃん)がはげでした。
ということは、いつの日か、娘に息子ができたなら・・・。
そんな遺伝の法則をDNAに刻み付けているだんなと娘。
どんな気持ちで娘は聞くだろうと
「こんな本あるのよ」と言って読み聞かせたところ、最初の数ページで娘は激怒。
いわく「おとうちゃんはハゲじゃない!!かっこいいのよっ!!」とのこと。
「もう二度と読まないっっ!」と言って、以来ページすら開かせてくれません。
この本は「ハゲがかっこわるい」と書いてある本ではないし、
娘も日頃は、夕方のテレビの天気予報のおじさんを指差し
「ねぇあの人お父ちゃんと髪型似てない?!」なんて言ってるくせに
面と向かって(といっても絵本から私達に向かってということですが)
「おとうさんははげ」と言い放たれるのが、たまらなく切なかったようです。
最後まで読めば「ハゲだけじゃなく、いろんな素敵なものを親からもらって生まれてきた」というメッセージも理解できるのに・・・。
うっかり早とちりなところも、だんな譲りか・・・。
娘は最後まで読めませんでしたが
とてもとても温かい一冊ですよー。