三人の子どもたちと遊びに出た犬のボーツマン。
ボーツマンはタグボートで飼われている犬です。時間になったらタグボートは出発しなくてはいけないのです。
ところが、ボーツマンは流氷の上にとりのこされてしまうのです。
子どもたちだけで、犬を助けようとするのも難しいことです。
子どもたちの年齢は、5歳から7歳。特に7歳のウーヴェの活躍ぶりが印象に残りました。
分量的にはさほど多くはありませんが、絵がふんだんというわけでもないので、幼年童話から内容のある読物に移って行く2年生ぐらいから中学年のお子さんによさそうです。
絵の雰囲気や翻訳物ということから、子どもが進んで手を出さない本かもしれないので、大人の方がこんな冒険ものもあるよと勧めてやりたい本です。
時代的には旧東ドイツの作品だそうです。