「あははは〜!!」読むと必ず返ってくる反応。
「しってる〜!!」紹介すると必ず返ってくる反応。
なにがこんなに子どもたちを夢中にさせるのかしら。
大きなページの中、やわらかな色彩で描かれる風景に「キャベツくん」と「ブタヤマさん」。繰り返しの二人のやりとりが、「つぎは、だれが食べるんだろう?」「どんなふうに変身するのかしら?」という想像力をはたらかせてくれます。
「ブキャ!」というブタヤマさんの声も、子どもたちにとってはツボの一つ。濁音と拗音の組み合わせが愛らしさを出しているのかもしれません。
また、二人の背景がやりとりとともに変化し、次のページへ道がきちんとつながっていることが、ものがたりとしての全体のつながりを表現しているように感じました。
読んだ後、不思議と懐かしくなるような、心がほっとするそんな絵本です。