佐々木マキさんは、もしかして機械好きなのではないでしょうか?
『ぶたのたね』のキツネ博士の研究室の様子といい、この本の主人公の部屋といい、細かい部品でいっぱいです。
そんな、いろいろな部品が散乱する部屋から、この物語は始まります。
飛行機好き、小さい部品好きの子どもには、堪えられない絵本です。
最初に作った飛行機が、すぐに墜落するので、失敗を重ねて最後には成功するという話かと思ったら、失敗は1回だけで、後はずっと飛んでいるシーンが続きます。
「わ〜飛んでる、飛んでる」と思っていたら、唐突におしまい。おまけに何故かセイウチ(?)ランドに到着です。
さすが、佐々木マキ。一筋縄ではいかないのでした。