いろんな野生動物たちを、次々と人間界のあらゆるものに例えてしまうのらねこののらの想像力の豊かさに脱帽しました。
しまうまを横断歩道、キリンを踏切、ありくいを掃除機、そしてカバにはとってもかわいそうな結果が待っていました。これはのらくん、ひどいです。
モモンガを広げて新聞も笑えました。
のらくんの、人間界を理解しているようで理解していない加減の絶妙さがとてもこの本を面白くしていました。
この本を読んでふと、実際に動物たちがどんなふうに人間の世界を感じているのか気になりました。そういう、動物の気持ちが分かる、ドラえもんの出す道具のような魔法の機械がいつの日か発明されるといいな。