今作には伏線があります。
前作『ワニくんとかわいい木』で木に家を占領されたワニくんは
仕方なく引越しをして、その新居での出来事、という次第。
その連係でのお話とは、すごいですよね。
さて、今作。
表紙から、並々ならぬ迫力があります。
恐る恐る読み進めると・・・。
怖い映画を見てしまったワニくんが、眠れない夜をすごすというものです。
誰でも子ども時代、そんな経験があるだけに、共感できますよね。
しかもラストへの展開は笑えます。
でもご安心ください。
確かに怖い雰囲気は味わえますが、みやざきひろかずさんの絵はもともと
淡くて優しいですから、小さいお子さんでも大丈夫だと思います。
それにしてもワニくん、ご苦労様。
さりげなく、今までの作品で登場したアイテムが描かれているのが嬉しいですね。
そんなところも味わってほしいです。