絵本であることに、賛否両論ありそうな作品です。
マンガとして流すのもありかとは思いながら、思春期の少年の訳のわからない異性への葛藤を、劇画チックに語っているように思いました。
恋心を持ち始めた少年が両親と川のじになって寝ているのも妙な家族ですが、「トリゴラス」は何の象徴でしょうか?
ゴジラ映画に喚起された、自分の欲望の権化でしょうか?
かおるちゃんに思いを馳せながら、思うようにコントロールできない自分への葛藤でしょうか?
多いに悩めと言いながら、私の役どころは、いい年した息子を、嫁さんとの間に置いて 本を読んでいるオヤジのようです。