題名が興味を惹きました。人形の家に忍び込んだトム・サムとハンカ・マンマはねずみの夫婦。ごちそうを食べようとしますが、おもちゃなので食べることができません。怒ったねずみたちは、家の中を汚してしまいます。この辺は、駄々をこねる子どものようだと思いました。
ねずみの視点で見ると、ご馳走にありつけたと思ったのに食べれないのはがっかりだろうとも思います。
悪さをしてしまうけれど、罪ほろぼしもするので、まるっきりわるいねずみというわけではないのですが、人間から見ると、わるいねずみなのだろうと思いました。
私が人形の家の持ち主だったら、ハンカ・マンマが、ゆりかごを持って行ったとしても、赤ちゃんのために盗んでしまったというのを知ったら、取り替えそうとは思わないだろうと思います。そのぐらい赤ちゃんねずみが愛らしく描かれています。
ピーターラビットシリーズはうさぎのお話とばかり思っていのたので、ねずみのお話が意外に多いのに驚いています。
ねずみ年の今年、ピーターラビットのねずみたちのお話を読んでみるのをお勧めしますよ。