挿し絵はメリンダ・パイノさんが描いています。
オーストラリア人デザイナーで現在日本在住だそうです。
線と形と色がひとつのモノを描いているという印象で、どの句につけられている絵にもインパクトがありました。
句として面白かったのは「さっきから ずっと 三時だ」(岡田幸生)です。
こんな独り言みたいなものでも俳句になてしまうことに驚きました。
なんかわかるな〜と思ったのが、
「受話器から しやぼんの如き 母の声」(林圭)。
これはいいです。
母親の存在をすごくいい感じに表してくれている俳句です。
他にもいろいろいい句が載っています。