まだ雪の降る山の風景から、一足早く春が訪れている海辺へ
(逆から読むと海辺の駅から山の中の駅へ)と
トンネルのページをはさんで次々と違った景色が開けていきます。
ページをめくるとすぐに次の景色では無く、間に暗いトンネルを挟むことで、次に目の前に広がる風景への期待感が高まるようで
トンネルをくぐるごとに「ごぉぉぉーっ」と一緒に声をあげています。
娘のお気に入りはトンネルの中にいるときの電車に乗っている人たち。
その人たちにもちゃんと物語があって、
「赤ちゃんがないてるよ!」
「おばあちゃんがおにぎり食べてる〜」
と夢中になって教えてくれます。
前のページでみたトンネルの中とどこが違っているのかとか、見比べて観察したり、娘なりの楽しみかたでこの絵本を満喫しているようです。