初めての経験でした。 この本を読んだ後、真っ先に私はハナカマキリを調べていたのです。
ハナカマキリってどんなカマキリだろう… この目で見てみたい。
そんな思いでいっぱいで…。
とても、きれいなカマキリで本当に蘭と見間違えるほどそっくりでした。
このお話はらんぼう者のカマキリ、マンティスが白い蘭に恋をしてしまうのです。
蘭の花の近くにいたいがために、
「かみさま、これからは けっして このかまを つかいません。 だから、おねがいです。 わたしの からだを あのはなに にあうからだにしてください」
おなかはぺこぺこなのに獲物もとらず、ずーと祈り続けています。
何年も 何年も…。
一億年の月日が…。
マンティスの思いが意外な形でかなったのです。
白い蘭に寄り添う姿、こっちまでやさしい気持ちになりました。
この本を書いて下さったいもとようこさんに感謝です。