6歳のともこと4歳のたかしが、それぞれの「たからもの」を披露し合います。
壊れたキーホルダー、ケーキの上にのっていたサンタの人形、
節分の時の豆、トイレットペーパーの芯…。
子どもは一緒になっておもしろがり、大人は昔こういうものを大事に取っていたな、
となつかしくなったり…。 引っ張って中身が出た後のクラッカーに、
「かやくのにおいが いまでもするの。ときどきだして くんくんするんだ。」
っていうたかしくんの気持ち、ウン、わかる(笑)。
とにかく「がらくた」、おっと失礼!「たからもの」が次々と出てきます。
大掃除の時こういう「たからもの」を見つけると、つい手が
止まっちゃうだろうなぁ(笑)。
実際こんなものがたくさん取ってあったら「そんなつまらないもの、早く捨てなさ〜い!」
って言ってしまいそう。
そう、子どもの「たからもの」って、大人から見たら、なんでもないもの。
でも、心の「みちくさ」の跡だったりするのかなあ、
と、この本を読んで思いました。