ウエズレーの住む町では、家の形はどれも同じ。そして、男の子の髪型も、みんな同じ。ウエズレーの髪型はみんなと違い、ピザもコーラもだいっきらい。サッカーなんて、ばかばかしい…そんなわけで、ウエズレーは、いつもひとりだけはみ出し、浮いていました。
ところが、夏休みの宿題の自由研究に、ものすごいことをやり始めたのです。
読みながら、どんどん惹き込まれていき、ページをめくり、思わず吹きだしてしまったり、大きく頷いてみたり…その発想、そして、思考の広がりにただただ感心させられることでした。
『右にならえ』ではなく、自分の考えをしっかり持つ大切さ、そして、親や学校で言われたことを、受け止める素直な心から、素晴らしい世界が始まるような気がしました。
表紙の、青々しいバックの中で咲く不思議な植物、そしてその中央でポーズを決める少年の絵が目につき、手に取った絵本に、面白い国へと招待されました。