82歳のおばあちゃんが
あるひ、天神様の帰り道で転んでしまい
それからおばあちゃんはおかしくなってしまった
のです・・・
わたしとおとうとをかわるがわるなんかいも
みながら、「あなたがたは、どなたさまでしたっけ。」
と、言います。
私の祖母、つまり私の子どもたちの
おっきいばあちゃん。3年前に101歳という
天寿を全うして亡くなりましたが、娘には
そのこととだぶったのでしょう、「おっきいばあちゃん
も○○の名前、忘れてたよね。独り言ばっかり
してたよね」と読み終えてから話してました。
私は、祖母のお葬式の時、娘に「どうして死んじゃうの?」
と聞かれて何にも言えなかったけど、本の中の
『にんげんは、年をとってしぬときも、あかちゃんに
なるんだよ。
まっ白なこころで、天国にいくんだ。』のお父さんの
言葉に声が出ないくらい、ジーンとしました。