表紙のカラスの絵を息子が気に入って、
内容を全く知らずに図書館で借りてきました。
読んでみてびっくり。
とっても奥が深いです。
2歳の息子にはまだそこまでは伝わらなかったかもしれませんが、
もう少し年齢の高いお子さんにはぜひ読んで欲しい本です。
農夫とカラス、お互いが争っている間に麦がだめになってしまう・・・
それを見かねたフクロウが仲裁に入り、仲直り。
現代の外交問題みたいですね。
「はなしあいに ておくれは ないよ」
本当にそのとおりです。
ともすれば教訓くさい内容のまま終わってしまいそうですが、
さいごにフクロウがかかしの扮装をして茶目っ気を見せていることで、
気持ちが和んで、妙にすがすがしい気分が残りました。
世界中の大人たちにも読んでもらいたいな、と思います。