私は、この本の途中に出てくる、”マルディ・グラ”の想像の絵がとても気に入りました。
レオレオニは、絵で、いつも、遊んでいるのではないか・・と思うくらい、いろんな技法を使っているように思います。
どれも、好きになってしまうから、不思議・・・
この本は、比較的文章が長めで、子供が感情移入するには、ちょっと非日常な内容なので、小学生くらいのほうがいいのかな・・
大人の私も、難しい。
仮面をつけていて、憎しみと疑いが渦巻く村になってしまい、あるねずみの一言で、元に戻り、楽しく生きていくことの大切さを知るのですが・・・
憎しみ、疑いと喜び、楽しさは、紙一重でだということ。
嫌な過去も、消すことは出来ず、いろんな想いを胸に秘め、生きていかなければいけない
・・・という、メッセージなのかなと、感じました。