このお話しは事実にもとづいて書かれているのだと思います。未だ若い20歳前後の若者が特攻隊員として帰ることの出来ない戦いに臨みました。多くの命が散ってしまいました。たまたま子ども達から贈られたすみれの種が服か身体について、それがどこかの土の上に落ちて後々に花を咲かせました。忘れてはいけないことです。戦った方々のお陰で私たちはこうして生きていられることを。
私がこうして若い兵隊さん達の倍以上も生きていられることは当たり前ではなく、奇跡かもしれないと思います。まして人の命を奪ったり、傷つけたり、自分の身体や命を粗末にすることは、絶対にしてはいけないと思います。
武田鉄矢さんの『二十六夜まいり』とともに、絵本という形で若い人や子ども達に「昔戦争があったこと。そしてそこであったこと」を伝えることができれば、と思いました。