この絵本は(3才の子がお留守番ひとりで出来て偉かったね)
という教育本のような感じだと思います。
娘はお留守番頑張ったんだね、と読後言っていましたが
私はあまり好きになれないです。
ひとり遊びしている子どもに、お母さんは「お留守番お願いね」と
あっさりヒトコトいって出かけてしまいます。
すぐ帰るといいながら、留守中来客がふたりもあって、不躾にポストから
家の中をのぞくおじさんに驚かされたり、対応に困って不安で涙ぐんでしまう
女の子の気持ちを考えるとかわいそうでいられません。
お母さんは「もし誰かがきてもあけてはいけないよ」とか「お母さんはいません、
ていうのよ」なんておしえてあげていたのかなぁ。
その辺がもう少し描かれていてもいいのでは、なんて思いました。