ちょっと、意表をつく設定です。
「にゃーご」は、猫を知らないねずみとねこのはなし。
「ちゅーちゅー」は、ネズミを知らないねことねずみのはなし。
ちょっと、意外でしょ?
ネズミを知らない猫なんているのかしら?
このはなしを、「にゃーご」の続きのはなしとして読むか、
まったく別物として読むかによって、
感想も変わってくるかとは思いますが、
私は、別物として読みました。
(このお話だけでも、充分楽しめますよ。)
ねずみがねこをからかうところは、
(なんて、意地悪なねずみたちだろう・・・)と思いましたが、
でも、このへんてこなやりとりが、結構面白かったりもします。
この常識とのギャップがいいのかも。
思いもよらない展開に、(どうなるの?)とドキドキしました。
うそをつくのは悪いことだけど、
最後のねことねずみの「ちゅーちゅー」(『だいすき』)のやりとりが、
ほろりしました。
裏表紙には、バナナを食べている猫がいます。
きっと、ねずみたちが置いていったバナナでしょうね。
ねずみたちに、感謝していると思います。
ねことねずみ。
これからも、いい関係でいてくれたらいいな〜。