アフリカのみどりの森で、シマウマのふたごがうまれました。
けれども、子ウマには、しまがなかったのです。
にいさんウマは、雪のように真っ白。おとうとウマは、夜のようにまっくろだったのです。
仲間に入れてもらえないと思ったとうさんとかあさんは、きょうだいをつれて森を出ていくことに決めました。
鬼ごっこが好きな子ウマたちのせいで、夜のうちに出ていくことができず、仲間に紹介したのですが、案の定…
こんなものなんでしょうかね。外見が違うだけで、仲間に入れてもらえないとは。実際に、そんなことを経験したこともあるはずです。
そんな時、ショックで落ち込むことになるのでしょうが、この子ウマたちは違っていました。
子ウマたちの口にした言葉やその態度で、本当に、心が晴れ晴れとしてきました。
ものは考えよう、そして、大きな心でいることの強さも感じることができました。