ある夏の夕方、おばあちゃんは孫のミカエルとハンナを抱っこして座り、
傍らに赤ちゃんの弟がいるベビーカーを置き、
子ども達に「かたつむりハウス」のおはなしを語ります。
それは小さな小人の世界。
丁寧に描かれた自然描写がもうひとつのおはなし。
おばあちゃんの創作でしょうか、登場人物は孫達そっくり。
もちろん、ミカエルとハンナはお話に引き込まれます。
だんだんと暗くなっていく風景や電話の音、犬の吠え声もありますが、
おばあちゃんが孫とのやり取りの中で
おはなしを膨らませているのがわかります。
こんなひと時、なんだかとても素敵です。