黒いゴミ袋を片手に二つずつ持ったライオンさんの表紙絵が、面白くて選びました。
きっと、ゴミの日に注意を受けて『面倒くさいな〜』って思っているライオンさんのお話しだろうと読みました。
読んで、あらまあ。
だいぶ違うお話しでした。
神経質な作曲家のライオンさん。
周囲の音にイライラ。
その音を消そうとして、したことにドキリでした。
ゴミ収拾所の立て札に、笑いました。
燃えるゴミの日
燃えないゴミの日
うるさいゴミの日
が、あるなんて。
清掃員の人に文句を言って、収集車に押し込められゴミの埋め立て地へと運ばれて、音がない世界の淋しさに気づいたライオンさん。
「どんな音だって歌っているんだ」
という、風さんの言葉が印象的です。