もうすぐ卒園の長男。
園のお友達も、少しずつ小学校へ入学のための準備を
しているのだけれど・・・。
「ずっと幼稚園がいい!」とか「小学校、行きたくない!」っていう
お友達も数人います。
長男は、小学校へ行くのは楽しみ!と口では言いますが
たぶん不安でいっぱいだろうな〜と思ってます。
図書館の入り口に司書の方が置いていた本で、
春っぽい題名に惹かれて、偶然手に取った一冊でした。
内容としては、
どこか知らないところへ行こうとしているボクが、
知らないところへ行くバスを待っていたら
どこからともなく現れた自転車と一緒に旅をします。
乗れよっていわれてドキドキしたボクでしたが、
色々なところへと連れてってくれるこの旅慣れた「自転車」と
次第に仲良くなって行きます。
一面のたんぽぽ畑で、「ずーっといっしょに行きたいね」と
言ったボクだったのですが、
分かれ道で「どうしても左に行ってみたく」なります。
でも、自転車は「右に」
仲良しな自転車とは行きたい方向が逆です。
「どうしても」ボクは左に行きたい!と、とうとう自転車を降り、
別れ別れに進むことになります。
でも、咲いたたんぽぽの花はいつか綿毛になり、
一緒に綿毛になったけれど、風に乗ってみんな「別れ別れ」に
なります。でも、別れ別れになって飛んで行かないと、
「たんぽぽの花」にはなれないんですものね。
今は別れ別れになるけれど、いつかまた会える。
別れは悲しいことじゃないよ。きっと「花」になるころには
また会えるよ♪って。
長男にはあまりウケがよくなかったけれど、
たぶん、彼も立派な綿毛になって飛んでくれると思います。
新しい出会いのドキドキと不安、そしてそこから旅立つときの
一歩踏み出す勇気。
子供だけでなく、大人にもいいなぁ〜と思いました。
私も「園」から「学校」へ。
子供に負けないよう、立派な綿毛に、たんぽぽになるぞ!