なんとも、読みづらいタイトルです。
しかし、あとあと、このタイトルには重要な意味が
あることがわかります。
グリムの昔話。
わらを紡いで、金にかえることを命じられた娘のところに、
小人が現れて助けてくれます。
優しそうに見えて、かなり年をとっていそうな子悪魔のような小人は、
やはり、とても怖い存在でした。
小人の親切に支払うべき代償が、
一番はじめに生まれた子どもとわかって、ゾッとしました。
やがて、欲深な王さまと結婚します。
これってどうかと思いましたが、
貧乏な粉屋の娘が、幸せを手に入れるのには仕方のないこと
だったのでしょうね。
そして、おきさきになった娘は、可愛らしいあかちゃんを生みます。
誰だって可愛いわが子を手放すなんて出来ません。
おきさきは、当然のことながら泣きました。
すると、可哀想に思った小人が、猶予をあたえます。
「おれの名前をあてられたら、子どもはわたさなくていい」と。
おきさきに、名前を言い当てられた小人の怒りようったら。
最後の結末は、なんともびっくりする幕切れでした。
娘は結構気に入ったようで、何度も読んだと言っていました。